Wood Crafts
ウッドクラフトアーティスト けんじ いわながさんのプロフィールを紹介しています。

All Wood Crafts by (c) Kenji Iwanaga / (c) Ace Boy Craft .. Works All Rights Reserved.
Ace Boy Craft .. Works展
 Kenji Iwanaga Profile
プロフィール
1963年 熊本県熊本市出身(埼玉県在住)
(同県阿蘇市育ち)
   
高校卒業後、デザイナーを志し、18歳で上京。
歌舞伎の舞台制作を始め、舞台美術に携わる
   
その後、オーストラリアに渡り、木の魅力に目覚める
   
1999年  日本人として、初の同政府公認の
カーペンタージョイナリーの資格を取得。
シドニーでインテリアデザイン & ショップフィッティングを
多数手がける
   
  帰国後、各種店舗の内装デザインに従事する傍ら、
木の持つ独特の素材感を伝えたく、
オリジナルウッドクラフトを制作
   
2018年 “Ace Boy Craft .. Works”を設立し、
Instagramにて、ウッドクラフト作品の発表を始める
   
現在 感性豊かなウッドクラフトアーティストとして、
こだわりの作品を生み出している
けんじ いわながさんからのコメント
 オーストラリアで暮らしていた時、
ある材木店でリンゴの木の木材を目にして、
木目の細かさや美しさに感動しました。
 それ以来、
「木が本来持っている素晴らしい生命力に惹かれ、
 それを生かしたい」
と、自分で木工品を作り始めました。
 “Ace Boy Craft .. Works”では、
“レアウッド”の指輪をはじめとしたアクセサリーや
いろいろな小物など、
オリジナルのウッドクラフト作品を制作しています。

 オーストラリア政府公認カーペンタージョイナリー・ライセンス取得        
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作品の主な木材
ブラックウッド
(Black Wood)

原産地:タンザニア、モザンビーク

ローズウッドや紫檀の仲間で、
古代エジプトの時代から家具の製造業者に
高く評価されてきた木材。
材質は極めて重硬、肌目は緻密で均質。
やや油味があるため、光沢のある作品に仕上がる。
音の響きが良いことから、クラリネットや
オーボエなどの木管楽器に使われる。
キングウッド
(King Wood)

原産地:ブラジル

フランスのルイ14世・15世時代、
イギリスのジョージア王朝時代には
最高級家具の材料として珍重されていた。
成長が遅く、あまり大木にはならないが、
材質は特に堅牢で硬質。
希少性が高く、幻想的な模様と色が特徴。
天然の蝋を含んでいるため、
まさに「木材の王様」の名に相応しい
非常に美しく光沢のある表面に仕上がる。
「お金の貯まる木」とも言われている。
黒柿(くろがき)
(Kurogaki)
原産地:日本各地

樹齢の長い柿の古木の中には、
稀に心材部分に黒い褐色の模様が
浮かび上がったものがある。
これが「黒柿」と呼ばれ、珍重されている。
水墨画で描かれたように美しく、
何万本に一本現れるかどうかの
希少価値の高い銘木である。
スネークウッド
(Snake Wood)

原産地:南米

名称は、材面に見られる斑紋が
蛇の鱗のようであることに由来する。
クワ科の木で、非常に硬くて重く、
世界で最も密度の高い木材とみなされる。
希少性と個性的な斑紋が重厚な印象を与え、
木製ステッキ用材として最高位に君臨。
その製品の価格は常軌を逸した水準で、
重量当たり単価は香木の域に達している。
ハワイアンコア
(Hawaiian Koa)

原産地:ハワイ諸島

材質は重厚、肌目は緻密。
材面は薄褐色から赤褐色で
金色の光沢が美しい仕上がりになる。
また不規則な縞やフィドルバック杢が
現れることもある。
硬くて響きが良いため、
古くからウクレレの素材として使われてきた。
現在は自然保護のため、伐採量に制限があり、
希少になってきている。
ピンクアイボリー
(Pink Ivory)

原産地:南アフリカ、モザンビーク、ジンバブエ

直訳すると「桃色の象牙」という意味。
象牙と同様に希少で珍重されるため、
この名が付いた。
アフリカ原産の木材では最も高価であり、
昔は伐採すると処罰されたと言われるほど
希少性が高い。
そのため、この木材で制作された作品を
目にすることは希有である。
フェルナンブーコ
(Pernambuco)

原産地:ブラジル

「ブラジルウッド」とも呼ばれる
魅惑的な色と肌目に天然の光沢のある広葉樹材。
非常に重厚な木材で、
心材は明るい橙色から深みのある濃い暗赤色まで
豊かに揃い、濃赤褐色の変化に富んだ
大理石模様の杢を持っている。
肌目は凝縮されており、精細かつ滑らか。
その比重、柔軟性、強度、弾性によって、
バイオリンの弓に最適とされる。
ローズウッド
(Rose Wood)

原産地:ブラジル

世界で最も称賛される木材の一つで、
ローズウッドの最高峰に位置する。
材面は赤紫褐色から紫を帯びた暗褐色で
黒紫色の縞模様がある。
緻密で光沢があり、非常に硬く密度が高い。
時代に左右されない装飾性を持ち、
ヨーロッパの宮廷家具や屋内装飾材、
皿や椀などの螺旋細工にも使用されている。
芳香性がある。
ブラッドウッド
(Blood Wood)

原産地:ブラジル

「血液の木」という、その名の通り、
材面は血のような赤い色をしている。
高級家具や高級スティックなどに
使われている。
真黒(まぐろ)
(Maguro)
原産地:東南アジア、スリランカ

古くは遣唐使が唐の都から
持ち帰った高級黒檀。
色調により
縞黒檀、本黒檀、青黒檀などがあり、
肌目が機密で光沢があるため、
高級ピアノの鍵盤や高級そろばんの玉などに
使用されている。
リグナムバイタ
(Lignum Vitae)

原産地:中央アメリカ

ラテン語で「ウッド・オブ・ライフ(生命の木)」のこと。
樹液は古来万病に効くとされていた。
特殊な樹種で
“水に沈む世界一重い木材”としても有名。
材面の茶褐色は時間の経過とともに
新緑色に変化していく。
現在、ワシントン条約の
絶滅危機にある樹種に指定され、
非常に希少な木材となっている。
ペアウッド
(Pear Wood)

原産地:ヨーロッパ全域、西アジアの一部

名の通り、梨の実がなるが、
食用には適さない樹種。
材面は淡黄色または赤黄色を帯びている。
木目の美しいものは家具の装飾部分に使用される。
また、楽器のリコーダーやバイオリンなどに
用いられる。
チューリップウッド
(Tulip Wood)

原産地:南米、ブラジル

桃色っぽい色調から「ピンクウッド」とも呼ばれる。
赤味の縞模様が美しいが、
時間を経ると色褪せていく。
キャビネットなどの家具に主に用いられ、
18世紀ヨーロッパでは王室の家具に使用されていた。
黒檀(こくたん)
(Kokutan)
原産地:東南アジア

成長するのが大変に遅い木で、
例えば、直径18cmになるまでには
200年を要する。
漆黒あるいは濃褐色の黒色の縞模様があり、
金属的な光沢が見られる。
床柱や仏壇、弦楽器の指板、
ピアノの黒鍵に利用されたり、
箸、チェスの駒など
小物の材料として使用される。
メープル
(Maple)

原産地:カナダ、アメリカ東部

ハードとソフトがあり、
色はソフトメープルの方が美しいと言われる。
家具や内装建材に適している。
また、程良い弾力性を持っているため、
住宅のフローリング材としても人気が高い。
タモ
(Tamo)

原産地:滋賀県〜北海道

薄褐色から薄茶色の淡い色合いであるが、
強度の優れた材質のため、
ボートのオール、ホッケーのスティックなどの
スポーツ用品や、ドア枠、階段などにも
使われている。
ナラ
(Nara)

原産地:日本全域

別名「ミズナラ」と言い、
「ジャパニーズオーク」の名称で
海外へも輸出されている。
世界的な銘木として知られるオークのような強度と
風格があるので、家具材に利用される。
また、ウイスキー樽としても有名で、
液漏れを起こさず微妙に空気を通すため、
ウイスキーの味が円やかになると言われている。
カリン
(Karin)
原産地:東南アジア

木材のカリンは、
のど飴や果実酒で知られている
バラ科のカリンとは別種。
材面は木目がはっきりとした赤褐色で、
瘤杢が見られるものは貴重とされている。
主に、内装や家具などに使われ、
高級品として扱われる。
チーク
(Teak)

原産地:東南アジア

良質の油“木製タール”が含まれ、
塗装を施さなくても摩擦に強く
時間が経っても材質が変わらないという
特徴を持っている。
材面の色は空気に触れることにより
中褐色から暗褐色へと変化する。
豪華客船クイーンエリザベス2世号の
ブリッジや内装に使用されているのは有名。
ウォルナット
(Walnut)

原産地:ヨーロッパ全域、トルコ、中東、中国

中世から家具に利用されてきた
ヨーロッパを代表する銘木の一つ。
材面には不規則な暗褐色の筋が入っている。
加工のしやすさと木目の美しさで
高級家具の装飾部分や彫刻などにも
使われている。
神代ケヤキ
(Jindai Keyaki)

原産地:日本全域(北海道を除く)

「神代」とは、神武天皇が即位以前の
“神が支配していた”とされる時代で、
神話によると2600年以上も遡る太古のこと。
実際には、1000年以上もの歳月、
火山灰の下に埋没し、
長期間保存されたままであった、
樹齢300年以上のケヤキの大木が
掘り起こされたものを指す。
地中作用によって独特な色合いに変化しているが、
木の性質自体は全く変わらないという貴重品。
和太鼓の胴部分、
盆や椀などの漆器に用いられている。
非常に価値の高いものである。
ペクイア
(Pekuia)
原産地:南米

木目・色が似ているため、
ツゲの代用品で「洋黄楊」とも言う。
極めて緻密で硬く、加工性の良い材質。
成長は遅く、
成木になるまでには200年以上かかる。
バロック時代には木管楽器に使われ、
「木の音」として親しまれた。
櫛、印鑑、チェス・将棋の駒、定規など
細密な工芸品にも使われている。
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作品展歴
年 代 開 催 年 作 品 展 会 場
2010年代  2010年  『Bunkamura“summer craft collection”-たいようのかけら-』  渋谷文化村ギャラリー(東京・Bunkamura)に出品
   2011年  『Lutece & Aceboy』二人展  Galleria Caffe U_U(東京・Cafe U_U(ユウ))