Wood Crafts |
ウッドクラフトアーティスト けんじ いわながさんのプロフィールを紹介しています。
All Wood Crafts by (c) Kenji Iwanaga / (c) Ace Boy Craft .. Works All Rights Reserved.
Ace Boy Craft .. Works展
Kenji Iwanaga Profile |
◆プロフィール
1963年 熊本県熊本市出身(埼玉県在住)
(同県阿蘇市育ち)高校卒業後、デザイナーを志し、18歳で上京。
歌舞伎の舞台制作を始め、舞台美術に携わるその後、オーストラリアに渡り、木の魅力に目覚める 1999年 日本人として、初の同政府公認の
カーペンタージョイナリーの資格を取得。
シドニーでインテリアデザイン & ショップフィッティングを
多数手がける帰国後、各種店舗の内装デザインに従事する傍ら、
木の持つ独特の素材感を伝えたく、
オリジナルウッドクラフトを制作2018年 “Ace Boy Craft .. Works”を設立し、
Instagramにて、ウッドクラフト作品の発表を始める現在 感性豊かなウッドクラフトアーティストとして、
こだわりの作品を生み出している◆けんじ いわながさんからのコメント
オーストラリアで暮らしていた時、
ある材木店でリンゴの木の木材を目にして、
木目の細かさや美しさに感動しました。
それ以来、
「木が本来持っている素晴らしい生命力に惹かれ、
それを生かしたい」
と、自分で木工品を作り始めました。
“Ace Boy Craft .. Works”では、
“レアウッド”の指輪をはじめとしたアクセサリーや
いろいろな小物など、
オリジナルのウッドクラフト作品を制作しています。
オーストラリア政府公認カーペンタージョイナリー・ライセンス取得
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◆作品の主な木材
ブラックウッド
(Black Wood)
原産地:タンザニア、モザンビーク
ローズウッドや紫檀の仲間で、
古代エジプトの時代から家具の製造業者に
高く評価されてきた木材。
材質は極めて重硬、肌目は緻密で均質。
やや油味があるため、光沢のある作品に仕上がる。
音の響きが良いことから、クラリネットや
オーボエなどの木管楽器に使われる。キングウッド
(King Wood)
原産地:ブラジル
フランスのルイ14世・15世時代、
イギリスのジョージア王朝時代には
最高級家具の材料として珍重されていた。
成長が遅く、あまり大木にはならないが、
材質は特に堅牢で硬質。
希少性が高く、幻想的な模様と色が特徴。
天然の蝋を含んでいるため、
まさに「木材の王様」の名に相応しい
非常に美しく光沢のある表面に仕上がる。
「お金の貯まる木」とも言われている。黒柿(くろがき)
(Kurogaki)
原産地:日本各地
樹齢の長い柿の古木の中には、
稀に心材部分に黒い褐色の模様が
浮かび上がったものがある。
これが「黒柿」と呼ばれ、珍重されている。
水墨画で描かれたように美しく、
何万本に一本現れるかどうかの
希少価値の高い銘木である。スネークウッド
(Snake Wood)
原産地:南米
名称は、材面に見られる斑紋が
蛇の鱗のようであることに由来する。
クワ科の木で、非常に硬くて重く、
世界で最も密度の高い木材とみなされる。
希少性と個性的な斑紋が重厚な印象を与え、
木製ステッキ用材として最高位に君臨。
その製品の価格は常軌を逸した水準で、
重量当たり単価は香木の域に達している。
ハワイアンコア
(Hawaiian Koa)
原産地:ハワイ諸島
材質は重厚、肌目は緻密。
材面は薄褐色から赤褐色で
金色の光沢が美しい仕上がりになる。
また不規則な縞やフィドルバック杢が
現れることもある。
硬くて響きが良いため、
古くからウクレレの素材として使われてきた。
現在は自然保護のため、伐採量に制限があり、
希少になってきている。ピンクアイボリー
(Pink Ivory)
原産地:南アフリカ、モザンビーク、ジンバブエ
直訳すると「桃色の象牙」という意味。
象牙と同様に希少で珍重されるため、
この名が付いた。
アフリカ原産の木材では最も高価であり、
昔は伐採すると処罰されたと言われるほど
希少性が高い。
そのため、この木材で制作された作品を
目にすることは希有である。フェルナンブーコ
(Pernambuco)
原産地:ブラジル
「ブラジルウッド」とも呼ばれる
魅惑的な色と肌目に天然の光沢のある広葉樹材。
非常に重厚な木材で、
心材は明るい橙色から深みのある濃い暗赤色まで
豊かに揃い、濃赤褐色の変化に富んだ
大理石模様の杢を持っている。
肌目は凝縮されており、精細かつ滑らか。
その比重、柔軟性、強度、弾性によって、
バイオリンの弓に最適とされる。ローズウッド
(Rose Wood)
原産地:ブラジル
世界で最も称賛される木材の一つで、
ローズウッドの最高峰に位置する。
材面は赤紫褐色から紫を帯びた暗褐色で
黒紫色の縞模様がある。
緻密で光沢があり、非常に硬く密度が高い。
時代に左右されない装飾性を持ち、
ヨーロッパの宮廷家具や屋内装飾材、
皿や椀などの螺旋細工にも使用されている。
芳香性がある。
ブラッドウッド
(Blood Wood)
原産地:ブラジル
「血液の木」という、その名の通り、
材面は血のような赤い色をしている。
高級家具や高級スティックなどに
使われている。真黒(まぐろ)
(Maguro)
原産地:東南アジア、スリランカ
古くは遣唐使が唐の都から
持ち帰った高級黒檀。
色調により
縞黒檀、本黒檀、青黒檀などがあり、
肌目が機密で光沢があるため、
高級ピアノの鍵盤や高級そろばんの玉などに
使用されている。リグナムバイタ
(Lignum Vitae)
原産地:中央アメリカ
ラテン語で「ウッド・オブ・ライフ(生命の木)」のこと。
樹液は古来万病に効くとされていた。
特殊な樹種で
“水に沈む世界一重い木材”としても有名。
材面の茶褐色は時間の経過とともに
新緑色に変化していく。
現在、ワシントン条約の
絶滅危機にある樹種に指定され、
非常に希少な木材となっている。ペアウッド
(Pear Wood)
原産地:ヨーロッパ全域、西アジアの一部
名の通り、梨の実がなるが、
食用には適さない樹種。
材面は淡黄色または赤黄色を帯びている。
木目の美しいものは家具の装飾部分に使用される。
また、楽器のリコーダーやバイオリンなどに
用いられる。
チューリップウッド
(Tulip Wood)
原産地:南米、ブラジル
桃色っぽい色調から「ピンクウッド」とも呼ばれる。
赤味の縞模様が美しいが、
時間を経ると色褪せていく。
キャビネットなどの家具に主に用いられ、
18世紀ヨーロッパでは王室の家具に使用されていた。黒檀(こくたん)
(Kokutan)
原産地:東南アジア
成長するのが大変に遅い木で、
例えば、直径18cmになるまでには
200年を要する。
漆黒あるいは濃褐色の黒色の縞模様があり、
金属的な光沢が見られる。
床柱や仏壇、弦楽器の指板、
ピアノの黒鍵に利用されたり、
箸、チェスの駒など
小物の材料として使用される。メープル
(Maple)
原産地:カナダ、アメリカ東部
ハードとソフトがあり、
色はソフトメープルの方が美しいと言われる。
家具や内装建材に適している。
また、程良い弾力性を持っているため、
住宅のフローリング材としても人気が高い。タモ
(Tamo)
原産地:滋賀県〜北海道
薄褐色から薄茶色の淡い色合いであるが、
強度の優れた材質のため、
ボートのオール、ホッケーのスティックなどの
スポーツ用品や、ドア枠、階段などにも
使われている。
ナラ
(Nara)
原産地:日本全域
別名「ミズナラ」と言い、
「ジャパニーズオーク」の名称で
海外へも輸出されている。
世界的な銘木として知られるオークのような強度と
風格があるので、家具材に利用される。
また、ウイスキー樽としても有名で、
液漏れを起こさず微妙に空気を通すため、
ウイスキーの味が円やかになると言われている。カリン
(Karin)
原産地:東南アジア
木材のカリンは、
のど飴や果実酒で知られている
バラ科のカリンとは別種。
材面は木目がはっきりとした赤褐色で、
瘤杢が見られるものは貴重とされている。
主に、内装や家具などに使われ、
高級品として扱われる。チーク
(Teak)
原産地:東南アジア
良質の油“木製タール”が含まれ、
塗装を施さなくても摩擦に強く
時間が経っても材質が変わらないという
特徴を持っている。
材面の色は空気に触れることにより
中褐色から暗褐色へと変化する。
豪華客船クイーンエリザベス2世号の
ブリッジや内装に使用されているのは有名。ウォルナット
(Walnut)
原産地:ヨーロッパ全域、トルコ、中東、中国
中世から家具に利用されてきた
ヨーロッパを代表する銘木の一つ。
材面には不規則な暗褐色の筋が入っている。
加工のしやすさと木目の美しさで
高級家具の装飾部分や彫刻などにも
使われている。
神代ケヤキ
(Jindai Keyaki)
原産地:日本全域(北海道を除く)
「神代」とは、神武天皇が即位以前の
“神が支配していた”とされる時代で、
神話によると2600年以上も遡る太古のこと。
実際には、1000年以上もの歳月、
火山灰の下に埋没し、
長期間保存されたままであった、
樹齢300年以上のケヤキの大木が
掘り起こされたものを指す。
地中作用によって独特な色合いに変化しているが、
木の性質自体は全く変わらないという貴重品。
和太鼓の胴部分、
盆や椀などの漆器に用いられている。
非常に価値の高いものである。ペクイア
(Pekuia)
原産地:南米
木目・色が似ているため、
ツゲの代用品で「洋黄楊」とも言う。
極めて緻密で硬く、加工性の良い材質。
成長は遅く、
成木になるまでには200年以上かかる。
バロック時代には木管楽器に使われ、
「木の音」として親しまれた。
櫛、印鑑、チェス・将棋の駒、定規など
細密な工芸品にも使われている。
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◆作品展歴
年 代 開 催 年 作 品 展 会 場 2010年代 2010年 『Bunkamura“summer craft collection”-たいようのかけら-』 渋谷文化村ギャラリー(東京・Bunkamura)に出品 2011年 『Lutece & Aceboy』二人展 Galleria Caffe U_U(東京・Cafe U_U(ユウ))